ドーナツ食べたい
夫が蜂蜜を食べると言い出してから、今日で１７日。
今では、お菓子や菓子パンを食べたいとも思わないそうです。『あ、でもドーナツは食べたいかな』と。
ドーナツを食べたい、と思うことはある意味納得なのです。
なぜならば、夫の体は今エネルギーが枯渇しているからです。
蜂蜜はたくさん摂るようになったので、以前よりはだいぶましにはなっていると思いますが、体に炎症をたくさん抱えている時は、炎症にエネルギーがとられ、日常を送るためのエネルギーが足りなくなりがちです。
そのため、だるくなったり、食後にすぐに眠くなったり、寝起きがよくなかったり、というエネルギー枯渇サインが出てきます。
そんな時になぜドーナツかというと、ドーナツは『油と砂糖』のかたまりですね。
夫の体は今緊急事態です。人の体は糖が足りない緊急時には、油からエネルギーを作り出し始めます。（リポリシスといいます。）
油からのほうがたくさんのエネルギーを作り出すことができるのです。
（その過程で人の体にとっては嬉しくない副産物が出てくることはここではおいておきます）
そのため、“体に炎症があってエネルギーが足りない。でも仕事に行く必要がある。”というような状態にある人は、脂質を欲するのです。
エネルギーを作る
夫の体は今までも脂質をエネルギー源として使っていたと思われます。なぜなら糖がうまく使えていなかったからです。
人の体がエネルギーを作り出すには、いろいろな経路があるのですが、ミトコンドリアで行われる電子伝達系でエネルギーを作り出すとたくさんのエネルギーを生み出すことができます。
エネルギーは、
・酸素
・電子の動き
・糖
があってはじめて、電子伝達系でエネルギーを作りだすことができます。
呼吸は浅くなっていませんか？
電磁波の影響を受けて、帯電していませんか？
エネルギーをたくさん作り出すためには、糖だけでなくそういった条件が満たされている必要があるのです。
糖がうまく使われていないとは？
私たちが糖をエネルギー源として使うためには、食べた糖を消化する必要があります。そして吸収されて初めてエネルギーとなるのです。
その経路に、多価不飽和脂肪酸（以下ＰＵＦＡ）が存在すると糖がうまく使われない、という状態がおきてきます。油が糖を取り込む経路の邪魔をする存在となるのです。
ＰＵＦＡとは、オメガ３と呼ばれる油です。
食事からも摂れる上に、現代は”必須脂肪酸”と呼ばれ、体内で合成できないものだからせっせと摂りましょう、とたくさんの商品が存在します。
このPUFAは糖代謝経路を邪魔するため、糖が使われずに体内に“糖が余る”という状態が起きます。この状態を『糖尿病』と呼んでいると言っても大げさではないくらい、現代はこの状態が起きている人が多くいます。
糖をうまく使うためには？
PUFAに邪魔をされてしまうのはブドウ糖です。ブドウ糖が余っている人が多いのです。
そこでブドウ糖が取り込まれるように働いてくれるのが、果糖＝フルクトースです。
蜂蜜は、糖の中でも“単糖”であるブドウ糖と果糖が約７０％をしめています。蜂がすでに酵素で花の蜜を分解して“単糖”にしています。
ルカプリスの蜂蜜は現代人のトラブルを考え、フルクトース度の高い蜂蜜を多く取り揃えています。（特にブラックバットやジャラ、マリなどはフルクトース度の高い蜂蜜です。）
一時的にフルクトース度の高い蜂蜜を食べてあげることで、体内に余っているブドウ糖を一緒にエネルギー源として使えるようになるのです。
そして同時に油の摂取を控えることで、エネルギーを作り出す道にいる油をどんどん減らしていくことがとても大切です。
脂質をエネルギー源として使ってきた人は、脂質をできる限りカットすることで、糖をエネルギー源に使う経路に戻っていきます。
蜂蜜も摂りつつ油も同じように摂っていると、いくら糖が入ってきても、脂質代謝からなかなか抜け出せないのです。
ある程度体が力を取り戻してきたら（炎症がなくなってきたら）エネルギーを作り出す糖は”単糖”でなくてもいいのです。
白米にも糖分は含まれていますし、野菜からも糖分は摂れます。
蜂蜜は一生食べ続けなくてはならないものではありません。
体調が悪かったり炎症があったりしても、一口を５０回以上噛んで食べれれば”単糖”でなくても上手に使えると思います。
ただ炎症が起きている時は、できるだけ体への負担を減らしながらエネルギーを増やしたいとの思いから、蜂蜜の力を借りています。
蜂蜜を摂るのが難しかったら、油をやめる選択を。
それだけでも体は楽になっていきます☺
”○○でなくてはならない”ことはないのです。
体本来の力を精一杯活かせるように、毎日を過ごしていきましょう。
