山羊座上弦月『おさまりきらない私を扱っていく』

10月11日(金)3:54に山羊座の上弦月を迎えました。

前回のチャートに比べると、
青と赤の線が混在しています。
赤い線は葛藤や緊張を表すハードアスペクト。
青い線は調和を表すソフトアスペクト。

今回のチャートの主要な天体は活動宮でハードなアスペクトをとっているため、
葛藤を抱えながらも、
休みなく動き続ける1週間になりそうです。

みなさまの水星いかがでしょうか?

9/25 蟹座下弦月
アセンダント乙女座 ルーラーの水星は1ハウス乙女座

10/3 天秤座新月
アセンダント乙女座 ルーラーの水星は3ハウス天秤座

10/11山羊座上弦月
アセンダント乙女座 ルーラーの水星は2ハウス天秤座

10/17牡羊座満月
アセンダント双子座 ルーラーの水星は5ハウス蠍座

約一か月間のチャートルーラーが水星に☿
この時期は、水星がカギとなる天体と言えます。

水星といえば、
コミュニケーション能力や思考を象徴している天体です。
私たちが自分自身を
外の世界と繋げる時に使う天体。

自分だけの楽しみや好きなことをしている時には
使うことはないけれど、
他者との関わりが入ってくると
水星の力が必要です。

私自身が何を持っていて、
持っているものを人との関わりの中で使うためには
どうすればいいのか、
まずは自分の中で整えて、
そして外の世界に出して反応を見て、
また調整していく。
バイアコンバスタの時期でもあるので、
他者との関わりを深めていく中で、
自分の水星の力を強化していく時期にいるのではと感じています。

個人的には、一生言語化強化中”の身としては、
常に励むといい時なのですが、
人ととの関わりが深まるこの時期だからこそ、
より力を入れて
逃げずに取り組むべきことだと考えます。

伝わらないから、と諦めてしまっては
いつまでも一人よがりになってしまうし、
相手がこちらから投げかけた言葉を
どんな風に捉えるかは、
言葉にしてみないと分かりません。

また、言葉にすることで
自分の中の感覚とマッチするかどうか、
自分の思いは本当に”その言葉の中”に表現されているのか、
ということにも気づくことができます。

『はじめに言葉があった』と
新約聖書のはじめにもあります。

思いを言葉にする、
どんな形でも。
そんなことを意識して過ごしてみてください。

山羊座上弦月

月は山羊座の4ハウス。

日常の中で、自分の役割を責任をもってこなす月。
度数は17度で、反対側の蟹座の要素も入り込んできます。

身近な人へ、心を尽くし思いを尽くし、
思いを押しつけたくなるほど熱くなる時もあるかもしれません。
(蟹座の火星がオポジション)

今自分が果たしている役割を受け止め、
自制心を持って今いる場をおさめることができたら、
同じように社会での自分も
安定して回っていくのでしょう。

山羊座の月と、蟹座の火星がオポジションであるので、
家での役割を”ねばべき”で捉えてしまう人にとっては、
火星のバリバリ働く人たちに不満からの攻撃としてでる?とも
初めは考えましたが、
どうもこの月山羊座の様子が
どっしりと安定した心持ちにしか見えず、
自分と他者を分けて考えられる自制心を
兼ね備えているように感じます。

この月の支えがあれば、
夫も子供達も、コミュニティ内の人も
自分自身も本領を発揮できる、
そんな風に感じました。

太陽の様子

太陽は天秤座で1ハウスの終わりに位置しています。
17度なので反対側の牡羊座の要素が入り込んできます。

天秤座は、他者との関わりの中で
自分がどう見られているかを意識して
社会的な自分を作ってきました。

しかし15度以降、
自分の中の主張する自分も芽生えてきます。
他者と関わり続けていたら、
理解できない人と関わることももちろんあります。
他者を通して自分を作り上げてきた天秤座には、
我が我が!と主張してくる人や、
他人を顧みない振る舞いをする人に対して、
信じられない、と思う人も多いでしょう。

なんでそこまで傍若無人に振舞えるのか?!
なんでそこまで主張できるの?!という思いを抱えつつも、
自分の中にもそうした自分の思いを主張したい自分がいることに気づき始めます。

調和をはかっていたところから、
主張する牡羊座を内包することで、
一時的に葛藤が生まれます。
でもそこは活動宮で風のエレメント。
どうにかこうにかそうした思いとも付き合っていこうと、
積極的に受け入れたり取り込んだりし始めるのです。

自分の役割を超えて、
自分の今いる場を超えて、
無自覚ながらも
他者と関わることで見えてきた自分自身を
どう押し出していくのか、
それが今回のテーマではないかと考えます。

『おさまりきらない私を扱っていく』


みなさまにとってよき山羊座上弦月となりますように🌓

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