意志を持って、壊して進む水瓶座上弦月

11月9日(土)14:55に
水瓶座で上弦月を迎えました。

今回のチャートから感じたのは、
”意志を持って、壊して進む”です。

月、太陽、そしてチャートルーラーである火星、
そして月と太陽にかかる天王星、
全てが不動宮(固定宮)にあります。
(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座が不動宮)

不動宮は維持する、または動きに抵抗する性質を持っています。
始めたことを維持する力。

前回の蠍座新月で、
自分の信念を確認した私たち。

その信念をもって、私たちはこの激動の時代を生き抜いていきます。
揺るぎない信念があるからこそ、
大切なものや人や、場所があるからこそ、
変わることを恐れずに飛び込んでいけるのではないでしょうか。

信念に行動が伴った時、
そこには”意志”が生まれています。

不動宮同士のアスペクトなので、
本来は勢いよく飛び出す!という状態ではありませんが、
アセンダント牡羊座のルーラー火星に刺激され、
他の天体が強制的にスイッチを入れられて動き出しそうです。

月の様子

月は水瓶座11ハウスに位置しています。
サインが水瓶座、
ハウスも水瓶座のお部屋なので、
水瓶座色の強い月ということが見てとれます。

水瓶座の支配星は、天王星と土星です。
天王星は1781年に発見された天体で、
それまでは土星が水瓶座の支配星でした。

天王星が発見された当時は、アメリカ革命とフランス革命の間であったため、
天王星は自由や独立、革命や反抗心の象徴とされてきました。
それは土星が象徴する伝統などから離れること、
土星的な世界からの自由を象徴していたようです。

水瓶座の意識は、”個”ではなく、
もっと大きな世界観です。
前回の蠍座新月で大切にしていきたいものを再確認した私たちは、
そのために手放していく必要のあるものを積極的に手放していくのです。

それは、今まで自分を守るため、
または周りとうまくやっていくために取り繕っていた自分を、
さらけ出していくような感覚です。
「もう取り繕うのはやめた!これが私なんだから!」と、
初めは躊躇もするし、
怖れも付きまとって足踏みすることもあるかもしれませんが、
やるべきなのは明らか。

今まで近くにいた人が離れていくかもしれないという葛藤もありつつも、(太陽とスクエア)
未来へ向かう方向性が同じであれば繋がり続けていられる、という
確信もあるから進もうと未来を見据える月🌓

太陽の様子

太陽は蠍座8ハウス手前のぎりぎり7ハウスに位置していますが、
5度前ルールを採用して8ハウスとして読みます。

太陽も、蠍座のサインで蠍座のお部屋なので
蠍座色の強い太陽です。

蠍座とは執着や一体を表します。
また、”死と再生”とも言われるように、
特定の人との深い関係を続けることによって、
葛藤を体験し、自分にはなかった力を手にしていく、
価値観を壊して再構築するような体験をしていくサインです。

今回の太陽は蠍座の17度。
後半に差し掛かってくると、
他者から受けた大きなインパクトに対するショックや葛藤を過ごし、
それらの体験を自分のものとしていく段階に入っていきます。
反対サインの牡牛座要素から、
私の本来の性質は?と
生まれ持った私の資質を確かめていく。

ホロスコープには、私の資質や生まれ持った可能性や、
受け継いできたものも見て取れるので、
ホロスコープを確認して確かめるのが一番良いですよね。

これは私が占星術師としてお仕事をいているから、というだけではなく、
今後はそれを主流として、
誰もが当たり前に自分のホロスコープを読んで調整していく
そんな未来を当たり前にしていった方が、
一人一人が生きやすくなるだろうと
心から思っているのです☺!

蠍座の太陽の向かい側には、
牡牛座の天王星がいます。

体に確かめるだけでなく、
意識に聞く、
見えないけれどたしかに働いている
私たちを取り巻くエネルギーを掴んでいくのです。

水瓶座上弦月まとめ

未来へ向けて、取り繕っていた自分のさらけ出し、
本来の自分に戻っていく月。

私の意識、魂が喜ぶ道を今一度確認していく太陽。

不動宮同士で葛藤を感じながら、
身動きできていない感覚も味わいながら、
かりそめの自分を壊していく決意を固めていく上弦月。

アセンダントは牡羊座、
私が私を生きていく意志によって全ては始まっていきます。
そこには誰が介入することもない、
私だけが歩む私の人生だと舵を取っていくと決めた時に始まります。

さぁ、あなたは自分の人生の舵をとっているでしょうか?
舵を取った方、壊す準備はできましたか??

占星術

ホロスコープを読み始めてもうすぐ4年。

この4年の間に、
自分の中の価値観は崩壊し、
理想を描いていた自分と現実のギャップにがっかりし続け、
その度に”これが私なんだ。”と、
等身大の自分に向き合う作業を
何度となく続けてきました。

玉ねぎの皮のように、
剥いても剥いても
取り繕っている自分が出てきます。

当たり前と言えば当たり前なのです。
産まれてから、
たくさんの価値観に触れ、
世間体を学び、
集団に溶け込むことを刷り込まれ、
色々な人との関わりの中で、
”あるべき”だと信じ込んでいる自分を作り上げてきたのです。

それが自分を守る術、
”生きる術”だったから。

でもそのままでいては、
”私だけの人生を歩む”ことなんてできないのです。

分かっていてもなかなか手放せない価値観を、
これからの未来を生きていくために、
意志を持って壊していく、
それは星を通して実現することができると確信しています。

星を通して自分の人生を見つめる旅に
でていきましょう。

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