貫き通せるかの獅子座下弦月

獅子座下弦月

10月24日(木)17:02に
お空の月は獅子座で下弦月を迎えました。

今回の下弦月チャートを見ていると、
アセンダントは牡牛座、
牡牛座のルーラー金星は射手座の8ハウス(蠍座のお部屋)
月は獅子座、
太陽は蠍座、と
不動宮サインが強調されています。

不動サインは、
固定するサイン。
活動ではじめたエネルギーを受けて、
それを維持していく力です。

持続力や持久力、
または動きに抵抗するような力も不動サインの力です。

今回この下弦月のチャートを見て感じたこと。
『葛藤は、どれだけ揺るがない自分であれるかを
 問われているに過ぎない』

前回の牡羊座満月で、
根性見せろや!と気合いを入れられたところから、
見せた根性どこまで貫き通せるか、を問われ続ける不動の月相が、
次の満月まで続きます。

獅子座下弦月→蠍座新月→水瓶座上弦月→牡牛座満月

世の中の流れはいつも、
活動サイン→不動サイン→柔軟サインです。

人生も、行動も同じ。

活動で始めたことを、
維持し続けることによって、
柔軟性が生み出される。

初めて(活動)、続けて(不動)、調整する(柔軟)。

月の様子

月は獅子座の4ハウス。
度数は1度。

獅子座に入ったばかりの勢いを感じます。

勢いがあるからこそ、制御も難しい、
”私”の世界観を押し付けるような衝動や、
他者との関わりの中で、
曲げられない思いが衝動となって出かねない、そんな時です。

4ハウスに位置しているため、
衝動は身近な人や家族、
はたまた自分自身の中から湧き上がる衝動として
感じられそうです。
自分の強い思いを確認するにはいい機会になるかもしれません。

8ハウスにある射手座の金星とはトライン(120度)

日常から少し離れることで、
解放感を感じるかもしれませんし、
そういった時間が月の欲求を満たし、
自由であれているような、
私の世界を満喫できているような
そんな気持ちにもなれるかもしれません。
(このブログを書いている今の私がまさにそんな状態。)

緊張と弛緩、
自律神経のように
どちらかにばかり偏っていると、
さらなる反動を生み出しますが、
この月と金星のアスペクトはトラインというソフトアスペクトなので、
うまいこと助け合っているような状態です。

太陽と月の様子

太陽は蠍座の6ハウス。

自分ではない誰かと、
価値観を一つにしていくためには、
相手の領域に踏み込んでいく必要がある。
その時に、
自分の意志が弱ければ
相手の意志に取り込まれて力を奪われて支配されるだろうし、
自分の意志が強ければ
相手を取り込み強くなる。

ここでは、いい塩梅を探そうにも
まだうまく力加減ができないので(蠍座の1度)
葛藤が生まれるのはやむを得ません。

6ハウスにあるため、
毎日のルーティンの中で、
または職場で、
自分の内側の思いと深く向き合い、
何かを諦めたり、
手放したりしていく必要があるのでしょう。

その太陽が、月の獅子座とスクエア関係にあるため、
関わらなければならない密な人間関係が、
自分を押し出しきれない内側の衝動となって出るかもしれないし、
または強すぎる軸や信念があるからこそ、
密な関係性を成り立たせることができる、
と考えることもできます。

葛藤のない人生に成長はない。

不動宮のスクエアなので、
うまく立ち回って太陽と月を切り替えたりするというよりは、
内なる葛藤を抱えつつも、
ただただ黙って進み、
静かな決意を胸に抱き生活する時となるかもしれません。

おまけエピソード

自分の内なる強い思いは、
人生の中でも葛藤を生み出します。

思春期に親に、”これでもか!”とばかりに怒りをぶつけたり、
突然「仕事辞めます」宣言をして職場に退職届を出してきたり、
エジプト行くことになりました、と言ったり、
どうしても受けたい講座があるから仕事を休んで子供と一緒についてきて、と言ったり、
(これ全部過去の私です(^^;)

月牡羊座の私でも、
全く葛藤なくやってきたかと言ったら全然そうではなく、
その都度向き合うべき家族がいたからこそ、
自分の覚悟を試されたし、
自分の思いを見つめ直して再確認する機会にもなりました。

ひるめばひるんだだけ、
ぶつけていく時の自分の思いは強固になります。

壁となってたちはだかる存在がいるということも、
相手の力を取り込んで強さに変えることに繋がっていたのだと、
今となっては思います。

さらなる余談ですが、
私は2011年~2013年まで
青年海外協力隊としてエジプトで活動していました。
(協力隊っぽい写真を証拠写真として🤭)


青年海外協力隊に参加するためには
筆記試験と面接、という二段階の試験に合格することが条件です。

私は『幼児教育』という分野で試験を受けました。
青年海外協力隊には190以上の分野があり、
 分野ごとに面接の試験官も内容も違ってきます。)

幼児教育の面接は集団面接で、(私の時は4人同時)
かなりの圧迫面接と言われていて、実際にそうでした。
面接の最後には、
「それでは今から、後ろにある道具を使って歯磨き指導をしてください」というお題が出され、
与えられた10分か15分の時間の中で
初対面の4人で役割を決めたり、
内容を決めたりして、
試験官の前で実際に指導をする、というものもありました。
リーダー性や、協調性などを見ていたのでしょうね。
一つ前のグループは楽器演奏、
聞いた話では、『海を表現してください』というお題もあったとか(^^;

面接の中で、
「協力隊への参加を親に反対されたらどうするか?」というような質問があり、
その質問にうまく答えられなかった男の子が、
「自分の両親も説得できないような人が、
現地の人に活動を理解してもらうことなんてできませんよ」と
言われていたのを覚えています。

不動の力は、
やり続けること、
示し続けること、
変わらないこと、です。

どこまで貫き通せるか、
それによって内面の力強さが決まります。

不動の力を試す時、
踏ん張っていきましょう!

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