信念を再確認する蠍座新月

蠍座新月

2024年11月1日 21時46分50秒
蠍座で新月を迎えます。

不動宮で迎える新月🌑
次の満月まで不動サインで迎える月相が続きます。

新月は月と太陽が重なる時。
太陽に近すぎて、すぐには自覚できないけれど、
自分の思いや、向こう1ヶ月、
または半年のテーマは”これだ”と的を絞る時。
新たなスタートを切る日でもあります。

今回の新月図は、
水のエネルギーが強調されています。

水と言えば”感情”。
常に揺らいで動き続ける、
留まらない感情を向ける先を再確認する新月なのだと私は詠みました。

月と太陽の様子

月は蠍座4ハウス。
月と言えば蟹座のルーラー。
そして蟹座は新月チャートのアセンダントです。
月のいる4ハウスも蟹座のお部屋なので、
”蟹座”が一つの大きなテーマとなる新月だと考えます。

自分が根ざす場所を見つけた時、
自分が自分の人生の舵を取ると決めた時、
心から信頼できる友人や仲間の存在に気づきます。

偽りの自分や、
取り繕っていた自分では気づけなかった、
見せかけだけではない関係性。

離れていたとしても、
離れるとしても、
遠くにいても感じられる絆。

そこには、時間をかけて築いてきた確かなものがあるのでしょう。
(新月は9ハウスの土星魚座とトライン)

自分がふわふわしていたら、
気づかず、掴めない関係性かもしれません。

火星冥王星

蟹座のアセンダントには火星がぴったりコンジャンクションしています。
火星は1ハウス。
火星の向かい側には、山羊座の冥王星がオポジション。

冥王星はトランスサタニアン(土星外惑星)なので、
個人的な体験というよりは、
社会全体にある影響と読むほうが正しいかもしれませんが、
あえて個人的な体験に落とし込んでみると、

自分の中には到底ないような力をみせつけられることによって、
自分の内側にある思いがたきつけられるような体験があったり、
その力を自分も持てる存在になれるように、
行動に移そうとする人もいるかもしれません。
(どちらもあくまで火星側に立っていると仮定した話)

蟹座のサインの次に来るのは獅子座。
獅子座へ向かうには、
今いる場所から出ていく必要があります。
冥王星の力によって、
強制的に出されるのか、
自ら望んで出ていくのか、
あなたはどちらでしょうか??

”留まる”と決めて、
蟹座の世界の中で力をつけていく、というのも一つです。

カイト

今回のチャートでは、
火星冥王星に水星と海王星も関わり、
”カイト”というアスペクトを作っています。

火星、水星、海王星の水のグランドトラインに、
山羊座の地のエネルギーを持った冥王星が頂点となり
カイトを形成。

水のグランドトラインは、情感溢れるアスペクトですが、
過去の事や自分の思いからなかなか抜け出せない状態になることもあります。
断ち切れない思い、
いや、断ち切れないと思い込んでいる思いの中にどっぷり浸かっている、
事もあるかもしれません。

そこに山羊座の冥王星が抜け出せない思いの出口に、
抜け出したくない思いだったとしても現実に引き戻すような作用を与えてきます。
冥王星なので、
かなり強制力のある形での出口となりそうです。
自ら、というよりは
抗えない出来事によって抜け出させられる、
そんな風にも見えます。

蠍座新月まとめ


今月には冥王星が水瓶座に入り、
私たちが生きている間には、
山羊座冥王星時代は戻ってきません。
ここから時間をかけて、
形あるものや今まであった価値が
大きく変化していく時代となります。

冥王星は、死と再生とも言われます。
根本から変化することによって再生する、
その変化を見れる時代であることは、
楽しみでもあります。

得体のしれない出来事に対する不安や恐れは、
あって当たり前です。

でもだからこそ、
自分の人生の意味を考え、
揺るぎないものを手にしたいと思うのではないでしょうか?

そばにいる人を大切にしようとする思いや、
うわべだけの関係性ではなく、
心から信頼できる人や仲間に気づけるのも、
自分だけの人生を生きて行こうと、
意志を持つからだと思います。

変化していく時代の中で、
私はなにを大切に生きていくのか、
私はどこを、誰を、”安心できる場”と感じているのか。

変化していくからこその、
自分が本当に大切にしたいものを再確認していきましょう。




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